「青学出身の高学歴芸人」としても知られる真空ジェシカ・ガクさん。
鋭い視点と知的な芸風が特徴ですが、その根底にはどんな家庭環境があったのでしょうか?
今回は、ガクさんの両親についてのエピソードや、本人の発言をもとに父親・母親の人物像と関係性をリサーチ。
少し不思議で、でもどこか納得感のある“芸人ガク”の原点を掘り下げていきます。
ガクの父は一級建築士?厳しくも温かい存在

ガクさんの父親は、一級建築士の資格を持ち、建築関係の仕事をしていた人物だと言われています。
本人いわく、父親について知っていることは意外と少なく、『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』では以下のように語っていました。
- お父さんのプライベートの話は聞いたことがない
- 出身が栃木県ということだけは知っている
- 家に一級建築士の資格証が額縁に入って飾ってある
- 息子たちを大学に入れたのを機に会社を退職
- その後、父の部屋には大量の“綺麗な丸い球”が置かれていた
この“丸い球”こそが、父親の謎の趣味。
なんと、退職後の父はずっと家にいて、父の部屋をのぞくと「ツルツルの丸い玉」が置かれていたそうで、ガクさんの証言によるとその数は40〜50個にも上ったとのことです。
まるで芸術作品のようなこだわりを感じさせるものの、目的は謎のまま。
真面目で職人気質な一面が垣間見える一方で、どこかユニークさも漂うエピソードです。
また、ガクさんが「芸人になりたい」と告げた際には、当初こそこう言ったそうです。
父親も始めは「本当に大丈夫なのか⁉ そんな生半可な気持ちで続けられるものじゃないぞ!」と言いつつ、
出典:Ameba塾探し
厳しいようにも聞こえますが、それでもガクさんが「芸人やらせてください」と訴えたところ、最終的にはこのひと言で背中を押してくれました。
「まぁ、俺の息子だもんな」ってめちゃくちゃカッコつけたこと言ってました…
出典:Ameba塾探し
多くを語らず、生活の詳細も明かさない父親――
それでも、いざというときには芯のある信頼を見せてくれる存在だったことが、このエピソードからも伝わってきます。
言葉は少なくても、息子の人生を静かに後押しするその姿勢に、深い父親像がにじみ出ていますね。
しっかり者の母との“照れくさい距離感”

家庭を支えてきた母親は、子どもたちの教育にも積極的に関わっていた専業主婦。
幼い頃から水泳や空手などの習い事、塾通いなど、整った学習環境を整えてくれていたようです。
水泳や空手など兄がやっている習い事は一緒にやっていました。(中略)一番続いたのはピアノ。幼稚園から中3まで習っていました。
出典:Ameba塾探し
そんな母に「芸人になりたい」と打ち明けたときも、すんなり受け入れてくれたというエピソードも。
母親は「そう思ってた」みたいに言ってくれたんですよね。
出典:Ameba塾探し
ガクさんの性格や感性を、きちんと理解していたからこその反応だったのでしょう。
子どもの個性や感性をしっかりと理解し、信頼してくれていたからこその反応なのでしょう。
ただし、母との関係性にはどこか“照れ”が残っており、ガクさんは「今でも母と話すときは顔が赤くなる」「恥ずかしくなる」と語っています。
それでも、ライブや節目の場面ではそっと差し入れを用意してくれるなど、陰ながら息子を支える母親らしい気遣いも見せてくれます。
母と子の間にある、言葉では表現しきれない“絶妙な距離感”。
母親の前では、いくつになっても“子ども”に戻ってしまう――
それがガクさんらしい照れくささと優しさを感じさせる関係なのかもしれません。
両親の教育と距離感が芸風に反映?

中学受験は親の意向でスタート
ガクさんは青山学院中等部に進学していますが、中学受験は本人の希望というよりも「両親の意向」だったそうです。
兄が中学受験をしていたこともあったので、それに流されるがまま。中学受験をするとどうなるのか、しないとどうなるのか想像もついていないなかで受験をすることになりました。
出典:Ameba塾探し
兄が中学受験をしていた流れに乗り、塾にも自然なかたちで通い始めたそうです。
塾では慶應コースに入っていました。週に4日塾に通い、家でも毎日3時間は勉強。
出典:Ameba塾探し
この経験について、ガクさんは次のように振り返っています。
勉強へのモチベーションがあったとしたら、「親を失望させたくない」「恥ずかしい思いをさせないようにしよう」それくらいでした。
出典:Ameba塾探し
第一志望の慶應には不合格だったものの、そのときも両親は「一切がっかりした素振りを見せなかった」と言います。
ガクさんの親への気持ちと、頑張った努力を認めていたからこその対応だったのかもしれませんね。
のちにガクさんは、がむしゃらに勉強した経験は、「やればできる」という自己肯定感と、「あのとき頑張った」という逃げる理由にもなると語っています。
結果以上に、勉強に取り組んだこと自体が、ガクさんの自己肯定感の礎となっているようです。
距離感のある関係が芸風にも影響?
ガクさんはこれまでの発言の中で、両親と「深く踏み込んだ会話をしたことがない」と繰り返し語っています。
番組内では、久々に母親へ電話をかける場面もありましたが、そのやり取りはどこかぎこちなく、よそよそしい空気感が漂っていたのが印象的でした。
中学生くらいに来た思春期の終わらせ方がわからずに引きずって、まだ親とコミュニケーションを取れないでいるガク。
出典:クイック・ジャパンウェブ
実際のインタビューでも、ガクさん自身がこう語っています。
僕のなかで「親は親」という認識が強くて人間的な部分に歩み寄るチャンスがなかったので今でも聞かれた事に「はい」か「いいえ」で答えるしか会話がない状態なんですけど(笑)
出典:Ameba塾探し
こうした家庭で育ったガクさんは、自分の内面を深く掘る癖が自然と身についたのかもしれません。
日常的に感情を言葉にする環境ではなかったからこそ、言葉を扱うお笑いの世界で“行間”や“間”を大事にする芸風が生まれたとも言えそうです。
ガクさんの知的で独特な世界観やツッコミの鋭さには、両親とのこの絶妙な距離感が、静かに影響を与えているのかもしれませんね。
まとめ
一級建築士として一家を支え、芸人になる夢にも最後は背中を押してくれた父。
芸人志望をすんなり受け入れ、今でもライブに差し入れを届けてくれる母。
言葉は少なくても、そこには「見守る」「信じる」「干渉しない」というスタンスが一貫していました。
幼い頃から親を失望させたくない一心で中学受験に挑み、今でも「はい」「いいえ」でしか会話が続かないほどの“よそよそしい距離感”――。
でもその静かな関係こそが、ガクさんの中に観察力・知性・独自の感性を育ててきたのかもしれません。
照れくさいけど、ちゃんとつながっている――
そんな親子関係の中で育ったガクさんだからこそ、あの不思議な間合いと深みのある芸風が生まれたと思わずにはいられません。
今後、さらに活躍の場を広げていく中で、また新たなガクさんとご両親とのエピソードが語られる日を楽しみにしたいですね。
それでは、ありがとうございました!
コメント